天窓の必要性と古くなった天窓の改修で変わること
お客様がお持ちの住宅や店舗、工場は、本来はリフォームやリノベーションを繰り返すことで資産価値や維持管理は可能になります。そもそも維持管理を繰り返して行くことで住宅本来の寿命が30~30年で終わるような住宅、店舗、工場はありません。
現在進められている住宅の考え方は数値化され、保証の考え方は法律で規制されたもので住宅を維持する為の情報はメーカーや業者任せになっています。本来の住宅は日本に昔からある考え方や風土に合わせて行くことが必要でその良さが失いかけています。そこに専門業者の役割が必要になってきます。そのことを当社と協力いただきます専門業者の仲間よりいただく情報をコラムとして発信をして行きます。
◎天窓の役割を改めて考えてみる→メーカー資料も引用して
天窓ですが取り付けられているのは屋根になります。次の参考画像をご覧ください。
天窓の現状ですが地域、周辺の状況で明かり、採光を確保するために取り付け、空気の流れを確保するために取り付けられるように考え設計をされています。
天窓を設ける際に気をつけることは…天窓、屋根からの″雨漏り″になります。天窓を取付ける為に採光がとり入れるように天井の仕上げ方等も考えられています。実際に当社でも天窓からの雨漏りに関する問い合わせや修理を行ってきている事例は持っています。また天窓を扱いますメーカーも現在では1~2社になります。見方によってはほぼ1社になるかもしれません。非常にリスクの高い商品であることは知ってもらえると思います。
当社では現在、天窓メーカーの1社と施工面や販売等に協力をする体制を考えて動いています。我が社の地域にも多くの天窓が設けられているお客様がいますが、築年数が経って修理や交換が必要な天窓が多く確認ができます。
日本ベルックス(株) https://www.velux.co.jp/
→会社は北欧デンマークになります。日本法人としては設立後約40年になります。
天窓の役割を改めて考えてみますが、基本は採光、通風(通気)になります。今年に入りコロナウイルス等の感染の対策に通気があります。壁に付けられていますサッシ以外にも天窓を設けることで空気の流れを多く取ることも可能です。
解説に関しては下記のサイトを見てもらうとわかるかと思います。
※天窓の魅力 https://www.velux.co.jp/help-and-advice/why-skylight
※天窓の使用の目安 https://www.velux.co.jp/help-and-advice/planning-advice
〇長年経過した天窓は交換をお勧めします
天窓も外壁に取付いているサッシも同様にアルミ枠にガラスを嵌め込む構造になっています。サッシとガラスの取り合いにはシーリングで処理されています。劣化が始まると痩せたり切れる現象が見られて、雨水の浸入が始まります。雨水はアルミの枠内に浸入して継ぎ目より流れ落ちます。他には屋根との取り合いの施工不備により起きると考えます。
実際に当社で確認をしました事例を画像で紹介をしておきます。
天窓ですが、発売、取り付けられた製品は経年劣化が始まると同時に、製品も新しいものなどが開発されていき、より良い製品も出来てきます。また施工に使われる2次防水の施工材料や考え方も同時進行で進みます。建物も経年劣化で傷むことを考えて行くと天窓の交換や屋根の葺き替え等も視野に入れて行くことも必要だと考えます。
⦿現在の製品は機能性が高くなっています
現在ではこちらのような製品も発売をされてきています。特徴はよりフラットな天窓が開発されている現状です。
フラットシリーズ https://www.velux.co.jp/products/skylights/fcm
性能は製品ばかりでなく、技術面の見直しによるものがありますので交換を行う理由にもなろうかと思います。
まとめ
当社では今後、メーカーと商社との協力でお客様の天窓の再利用や良さを知ってもらうような活動を行って行きます。また、この先のお客様の住む空間に新たな採光、空気の移動を持たすことは良いと考えております。
宮下板金工業よりお客様へ
お客様がお持ちのご自宅や建物は、外皮と呼ばれる屋根や外壁、窓(サッシ)の維持管理を定期的に行うことで長く維持をさせることが出来ます。外皮を維持管理して行くことは紫外線や風雨にさらされた事で劣化するのを防ぐことや雨漏りが起きて雨水が浸入しないことを目的に考えます。
住宅や建物は自身が取得された費用の他に、その時点からライフサイクルコスト(LCC)の考え方が必要となってきます。建築を考える際の費用を抑える事も大事ですが、それ以上に長く維持をして行くことがお客様には必要となってきます。それには住宅や建物に関わります専門業者からの情報をえることが大切になると思います。今後は出来る限り外廻りだけでなく室内側の専門業者の協力者も含めてコラムで書いて行きますのでよろしくお願いします。
宮下板金工業有限会社
代表取締役 宮下 隆行
住所 〒395-0821 長野県飯田市松尾新井5688-1
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定休日 毎週土・日曜日、正月、GW、お盆
電話番号 0265-23-0224→不在の場合には携帯電話に転送されます。