対応が出来れば基礎や建築の仕事も請けるわが社です
お客様がお持ちの住宅や店舗、工場は、本来はリフォームやリノベーションを繰り返すことで資産価値や維持管理は可能になります。そもそも維持管理を繰り返して行くことで住宅本来の寿命が30~30年で終わるような住宅、店舗、工場はありません。
現在進められている住宅の考え方は数値化され、保証の考え方は法律で規制されたもので住宅を維持する為の情報はメーカーや業者任せになっています。本来の住宅は日本に昔からある考え方や風土に合わせて行くことが必要でその良さが失いかけています。そこに専門業者の役割が必要になってきます。そのことを当社と協力いただきます専門業者の仲間よりいただく情報をコラムとして発信をして行きます。
◎わが社とのつながりでお客様の要望に応える
当社に災害で壊れた屋根を見てもらい修理をお願いしたいと電話が入りました。電話は私の中学時代の同級生からでした。電話を受けてすぐに現地を確認しに向かいましたが、屋根のみならず屋根の下地等も破損しておりました。また、衝撃で室内側の壁にもクラックが入っていました。原因となった物置等は既に撤去をされた状態ですが、なかなか難しい仕事となります。状況は下記の画像になります。
依頼の範囲は屋根と雨といだけでなく庇の骨組みや屋根下地までとなりました。今現在当社では木工事を行う為の専門業者とのつながりを持っていますので請けるようにしました。仕事に取り掛かるまでの手順としては災害の復旧を行う為の資料作りと見積もりになります。その過程は割愛します。
施工を行う為には図面化が必要になりますので、現状を確認しお客様自身の要望や今までの使い勝手を変えるための提案等も並行して行っていきます。
〇図面化をすることから始める
お客様自身の要望や当社からの提案を図面化したものの下記の画像になります。
大きな提案としては土間と布基礎になります。また、柱を鉄骨から木に変更するとともに
柱を抜いた部分の梁を構造上問題のない梁高にすることでした。軒の出も通常より長くすることは雨掛りや吹込みを軽減させるように考えました。
復旧をする内容の中で追加に関することはお客様の負担とはなりますが、使い勝手を変えることは今後の維持管理をして行く上で大事なことになります。また、意匠を変えることは今までは出来ませんでしたが、今回のことで出来るようになりました。
途中では庇下の外壁も貼り替えを進めて、納得してもらう中で外壁の色を明るくすることで全体の出来栄えも大きく変えることが出来ました。
⦿使い勝手が変わり、喜んでいただける仕事
完成後は大変喜んでもらえました。実際には事細かな説明と時間を掛けながら進めてきたことでの満足度はあったと感じています。今回のお客様との出会いは、来年には庭の一部工事と玄関部の雨といへとつながります。
まとめ
意匠的なことや使い勝手のことについては説明が難しい面もありますが、きちんと説明することやお客様の納得を得ることで実現が可能だと考えます。新築にはない仕事の価値観や達成感はお客様にもわが社にもあることがわかりました。
宮下板金工業よりお客様へ
お客様がお持ちのご自宅や建物は、外皮と呼ばれる屋根や外壁、窓(サッシ)の維持管理を定期的に行うことで長く維持をさせることが出来ます。外皮を維持管理して行くことは紫外線や風雨にさらされた事で劣化するのを防ぐことや雨漏りが起きて雨水が浸入しないことを目的に考えます。
住宅や建物は自身が取得された費用の他に、その時点からライフサイクルコスト(LCC)の考え方が必要となってきます。建築を考える際の費用を抑える事も大事ですが、それ以上に長く維持をして行くことがお客様には必要となってきます。それには住宅や建物に関わります専門業者からの情報をえることが大切になると思います。今後は出来る限り外廻りだけでなく室内側の専門業者の協力者も含めてコラムで書いて行きますのでよろしくお願いします。
宮下板金工業有限会社
代表取締役 宮下 隆行
住所 〒395-0821 長野県飯田市松尾新井5688-1
営業時間 午前8時~午後5時
定休日 毎週土・日曜日、正月、GW、お盆
電話番号 0265-23-0224→不在の場合には携帯電話に転送されます。