天候から守る「屋根」
国内住宅(建物)に使用される主な材料(工法)は、瓦、金属(鋼板)、スレート屋根、防水(塗布、シート)などがあります。住宅で主とされる瓦、金属(鋼板)、スレート屋根では、それぞれの特徴を下記にて紹介していきます。
素材や工法があると同時に、違うのが”重さ”になります。順番は重い方より瓦屋根→スレート屋根→金属屋根となります。維持管理に必要とされる費用(ランニングコスト)では、サイクルが短い順にスレート屋根→金属屋根→瓦屋根となります。
国内住宅(建物)に使用される主な材料(工法)は、瓦、金属(鋼板)、スレート屋根、防水(塗布、シート)などがあります。住宅で主とされる瓦、金属(鋼板)、スレート屋根では、それぞれの特徴を下記にて紹介していきます。
素材や工法があると同時に、違うのが”重さ”になります。順番は重い方より瓦屋根→スレート屋根→金属屋根となります。維持管理に必要とされる費用(ランニングコスト)では、サイクルが短い順にスレート屋根→金属屋根→瓦屋根となります。
歴史も長く、最も知られている素材と葺き方で、材質は陶器、石、セメントなどがあります。現在では和瓦の他に洋瓦、平瓦があり、色目や製品の均一差、製品の改良から止水性も上がり、よく仕上げに使われています。
瓦の次に多く、住宅に限らず店舗や工場などの大きな建物にも使われています。屋根の他に、外壁にも同じ素材が使われています。
屋根の嵌合(つなぎ)には、ハゼ式・嵌合式が使用されます。素材には、ガルバリウム鋼板を基材に、つや消し塗料、フッ素樹脂塗装があり、塗膜によって10年、15年、20年の保証もあります。ステンレスを基材に使う塗装鋼板、銅板、最新ではチタン製の鋼板もあります。
金属の断面が大きいので、より大きな建物に向いています。
勾配を緩くすることができ、現在主流の屋根材になっています。維持管理には塗装する事になりますが、建物が大きくなるにつれて屋根の伸縮などの要因もあり、施工には注意が必要です。また、鋼板の特性から熱が伝わりやすく、室内への熱移動が起きて室内環境に影響が出る時もあります。
屋根材の塗装をする際は、雨仕舞いを行っている部分の点検や不良が発生した場合は、再度施工し直す事をお勧めします。
理由として、塗装では雨漏りが止まらないからです。また、長い物でできている屋根では、今後葺き替えたりする場合に費用の事も含めて、専門業者との打ち合わせが必要になります。
室内環境を変えるためには、大きく分けて「断熱」と「遮熱」があります。この2つは、全く意味が違うので、これについても専門業者に確認されることをお勧めします。
金属屋根を葺く方法、カバー工法を用います。金属が主流となる前は、工場の屋根に最も多く使われていた屋根材です。ただし、その素材を構成する中にアスベストが使われていたことから、最近では金属にて改修が行われています。
傷んでくると表面に苔が生えたり、緊結しているボルトから雨漏りや材料のひび割れによる雨漏りが発生したりします。
住宅に多く使われている屋根材で、軽量である事や金属とは違い錆びない材料ですので、海辺などの地域でよく使われています。また、瓦より軽いので仕上げによく使われます。数年前には、アスベストが使用されていた為一時減少はしました。しかし、改良されたお陰で、数年前よりまた使用されるようになってきました。
屋根の改修時期や改修方法に関しては、専門業者のアドバイスを頂くことをお願いしています。
改修方法には葺き替えと塗装があり、金額で判断する事もできますが屋根の状況によっては、葺き直しも選択肢に入れておく事が大切です。特に雨漏りが発生している場合は、塗装での直しはできない状態です。
大まかに別けると、主に3種類あります。屋根の大きさや、歩行・非歩行などによって選定する防水が異なります。また、材質については金属とは違うので、専門業者の方に確認をする事が大切です。
紫外線や雨風に当たる部分は、周期的にメンテナンスを行っていただく事をお勧めします。
紫外線の影響を受けるので、期間を置いてメンテナンスが必要となります。最近、ベランダ等の屋根に使用される事が多くなっていますが、他の部分との取り合いには細心の注意が必要になります。
特に防水とサッシ、外壁が該当します。取り合いすべてに専門の業者が関わりますが、材料もすべて違うものが取り合い、窮屈な状況になると漏水が起きた時に原因が特定、修理しにくくなります。
基本、防水材の屋根に分類されます。表面に砂が張り付いており、軽い素材のため比較的個人の方でも葺く事ができると、最近また見直されてきました。ただし、維持管理には注意をした方が良い材料です。
劣化の目安として、表面の粒状の砂が剥がれてきている状態が、目で確認できるようになりましたらご検討ください。塗装を行う場合には、メーカー推奨のマニュアルを確認の上行うようにしてください。
実際、雨漏りが起きてしまうケースも事例としてあります。
まず、表面の色あせや砂の状態をご確認ください。その上で対処される際は、金属やコロニアルとは多少異なるので、塗装、防水の専門業者にご確認ください。
アスファルトシングルは、下地材の上に防水紙を貼った上で、防水紙と同じ材料でできた材料を接着及び釘止めで重ねて葺を行っています。防水材でできているので、塗装を行う際にはメーカーの仕様によるものを使って塗装をします。重ね葺を行っている材料では、雨水が浸入した際に抜けるように塗装をしなければなりません。
表面の砂状が剥がれた場合は、雨樋の中に入っていますので塗装の際に掃除をしてください。
現在は瑕疵保証10年が多く、まず10年間は塗り直す必要はないと考えます。各塗装鋼板メーカーでは、自社で個別保証できる商品もあります。商品によっては15年、20年とあるので専門業者にご確認していただく事をお勧めします。その場合、すぐに塗装の専門業者への連絡は避け、屋根の専門業者(建築板金)にご確認していただく事をお願いしております。
塗装は塗装業者が専門ですが、塗装では直らない部分もあり、屋根の専門業者(建築板金)に聞いていただく方が安全です。
一般的には、年数によるものが1番です。ます表面を見ていただいて、錆びが発生していた場合には、その大きさによって早めの対処が必要になります。
基本的に表面に塗装を施しているので、「色あせ・コケ・割れ」が見つかった場合は対処をしてください。表面の塗装が落ち続けている場合は、基材(屋根の基となる材用)のスレートが水を吸いやすくなっています。水が吸いやすい状態になると、屋根材より下に浸透する可能性もあります。
重要なのは、重なっている部分の段差(5mm)にある塗装の付着です。基本的に、雨水が侵入した時に排出される屋根の構造で、塗装の膜で塗り込めらていると雨漏りが起きてしまいます。
塗装工事で重要なのは、段差部分の塗装の膜「縁切り」を必ず行う事です。薄く塗ってしまうと長持ちしにくくなるので、専門業者に必ず確認をしてください。
多くの住宅は木造、鉄骨造、RC(コンクリート)造のどれかに当たると思います。そして日本では、ほとんど木造住宅となっています。
改めて説明をしますと、住宅は真壁構造か大壁構造になります。真壁構造の場合、柱や梁、筋交いなどの構造部分が表される形になっています。そして、風雨や紫外線などの影響を受けるのは表面です。木材表面に塗装を施すか、しないかによっても傷み方は変わってきますが、基本的に表面の劣化を止めることはできない為、劣化が進むのを遅くしたり緩やかにすることが大事です。
大壁構造の場合は、構造となる柱、梁、筋交いは外壁等で風雨や紫外線などから守られますが、必ずしも大丈夫とは言えません。外壁の状態によっては雨水が浸入したり、気温差や通気不足で起きる結露などで傷む可能性があります。
地域性はあるものの、大手ハウスメーカーの影響から塩ビ製の製品が90%近いシェアになっている状況です。当社の地域では、鋼板の製品を使った雨といが多いです。素材のステンレス、銅などは高価な事から需要が減っている状態です。
表面にさびの進行が見える場合には、見る事が出来ない内側はさびの進行が進んでいます。また、といを受けている金物のさびも雨といを傷める原因になります。
竪といの場合は、曲り部分にさびや穴あきが出やすいです。黒ずんでいたりさびが見えましたら交換をしましょう。
雪等の影響で雨といが変形し、本来流れなくてはいけない状態が行われなくなり、途中より水が溢れ出てしまう状態になっています。
接着の不備か部品の破損により外れてしまった状態です。その状態を放置しておくと、必要でない部分に水がかかり漏水の危険性が出ます。
実は、仕上げる材料の選定により構造の計算がされています。ここでは、住宅に使われている材料を比較します。
一つの参考として、実際自分の家を確認していただくことが大切だと思います。その中でもっとも大切なのは、自分の家が築何年であるかどうかです。建築基準法の改正により、耐震の基準が変ってきている事で、お客様の家がどの時点の基準なのか調べていただくことをお勧めします。
地元の役所や、設計事務所に耐震診断の依頼をしていただく事もお勧めです。場合によっては、補助が出る事ももあります。
当社では、築年数が経っているお客様のご自宅で、特に瓦屋根の建物に関しては、瓦屋根を下ろして軽い金属屋根に葺き替えていただく事をお勧めしています。金属屋根のメリットとして、地震などで起きる横揺れや縦揺れが起きた際に、屋根が軽いと柱や梁・筋交いなどの構造材への影響が少なくなります。
阪神淡路大震災以降の建物に関しては、より地震の事を考えた住宅が主流になっています。ただし、築30~40年近く経過している建物の瓦を少しでも軽くし、柱や梁、筋交いへの負担を減らす事も大切だと思います。
電力の買い取り制度もあり、需要が高い太陽光発電ですが、既に20年以上存在しています。
施工方法は、穴開けではなく穴を開けない工法へと変わってきました。設置するパネルの量も昔よりも多くなっています。施工では、屋根専門業者・電気専門業者・他業者が行います。特に屋根に設置する際は、施工知識や危険個所を取り付け業者に是非ご確認ください。
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